さまざまな事情で退職して転職活動をする場合もあるかと思いますが、退職後の転職活動はデメリットが多いので在職中の転職活動をおすすめします!
退職後に転職する唯一のメリットは「現職で転職活動するよりも時間が自由に使える」ことですが、それ以上にデメリットが多いので下記(目次の項目)に注意して転職活をしましょう。
▼【退職して転職活動するメリット/デメリット】の詳細はコチラ!(⑵参照)
- ①退職後は3ヶ月以内に転職を決めよう!
- ②ブランクが長くなった理由を明確にしておこう!
- ③3ヶ月以内に転職できるスケジュールを組もう!
- ④転職希望条件を広げて積極的に複数応募しよう!
- ⑤【急募求人】を積極的に狙おう!
①退職後は3ヶ月以内に転職を決めよう!
転職活動期間の目安は平均3ヶ月(長くても6ヶ月)と言われています。退職後3ヶ月を過ぎると書類選考や面接の通過率が落ちる傾向があります。また転職活動が長引くと精神的・体力的にも厳しくなるので、3ヶ月以内の転職を目指して転職スケジュールを立てて戦略的に転職に取り組みましょう。
ブランクが長くなると採用企業は、求職者(転職希望者)に何か問題があるのでは?と懸念を抱き書類選考や面接合否に影響が出ます。
[例]ブランクが長いと採用企業が懸念に思うこと
・「仕事モードに戻るのに時間がかかるのでは?」
・「最新の情報やスキルに影響が出ているのでは?」
・「希望条件が高く内定を蹴っているのでは?」
※退職後3ヶ月以上過ぎると書類選考や面接の通過率が落ちます。
また面接でも、
「3ヶ月間にいくつ応募しましたか?」
「内定はいくつ出ましたか?」
「内定を断った理由は何ですか?」
「内定が出ない理由は何だと思いますか?」
など細かな質問が増えます。
採用企業側が納得しないと面接通過は難しくなります。
②ブランクが長くなった理由を明確にしておこう!
「アルバイトをしながら転職活動」「家族介護をしながら転職活動」「資格の勉強をしながら転職活動」などの理由が考えられますが、家族介護の場合は止むを得ない事情と理解は示して貰えますが、「入社後も家族介護で休んだり早期退職してしまうのでは?」という懸念が残ります。それ以外の理由も同じような状況でも早期に転職を決める人もいるので、プラスαの理由が必要かもしれません。
[例]
◎「業務に関連する△△のアルバイトをしながら転職活動」
→(営業未経験で営業職希望)電話営業のバイト
→(事務未経験で事務職希望)営業事務のバイト
→家庭事情もあり希望職のWeb関連のバイト
◎「家族介護をしながらですが転職後は△△なので問題ありません」
→転職後は公的機関がフルサポートしてくれる
→転職後は親族がフルサポートしてくれる
◎「業務に関連する△△資格を勉強しながら転職活動」
→(ITスクールで)プログラミングを学びながら
→(専門学校で)日商簿記検定の勉強をしながら
※ベストな回答は難しいので、前職のスキル・経験・実績をPRしつつ、「(ブランクが長くなったのは)転職活動をしながら、業務に関するスキル・知識を高める取り組みをしていました」とプラスになるアピールを心がけましょう。
③3ヶ月以内に転職できるスケジュールを組もう!
転職活動のステップは、『自己分析』(職務経歴・スキル経験・得意不得意・PRできることなど)をしたうえで「どんな仕事・条件・職場環境で働きたいか」を考えて応募企業や職種を決め、『企業・職種リサーチ』>『転職エージェント・転職サイトの登録』(基本情報・職歴・スキルなどの入力)>『応募書類作成』>『求人に応募』>『面接』(1〜3回位)>『内定』>『退職手続き・引継ぎ・退職』>『入社』という流れになります。
転職を決意してから入社まではいくつかのステップを踏む必要があるので、スケジュールを立て転職活動に取り組むことをおすすめします。
[2022年4月1日入社のスケジュール(例)]
⑴事前準備〔1.5週間〕
➡︎期間:1月7日〜1月17日
※自己分析、自己PR作成、求人情報収集
⑵書類作成・応募〔2週間〕
➡︎期間:1月18日〜1月31日
※転職エージェントや転職サイトへの登録
※履歴書・職務経歴書作成、応募
⑶面接〔4〜5週間〕
➡︎期間:2月1日〜2月28日
※面接1〜3回(一次面接>合否>二次>合否>三次>内定)
⑷内定・入社検討〔1週間〕
➡︎期間:3月1日〜3月7日
※内定通知>内定条件検討>内定承諾/辞退>(入社)
⑸退職・引継ぎ・入社準備〔3〜4週間〕
➡︎期間:3月8日〜3月31日
※退職手続き、現職の引継ぎ、転職先への入社準備
⑹入社日
➡︎期間:4月1日入社
※入社日当日に必要な書類やその他必要物を持参して出社
※引継ぎは必ず入社日までに済ませて下さい(入社後は転職先業務で手一杯になるため前職の引継ぎは難しくなります)。
④転職希望条件を広げて積極的に複数応募しよう!
多くのチャンスを得るためにも転職条件を広げて積極的に複数応募するようにして下さい。
退職後の転職活動では3ヶ月以内に転職を決める必要性が高いので、「1週間に最低◯件以上応募する」や「自分の絶対的な転職希望条件を1つでも満たしていれば応募する」などの決まりを作るのもおすすめです。
※絶対的な転職希望条件とは、通常の転職希望条件とは別に「3〜5つの希望条件に1つでも合致したら応募する」という自己ルールのことです。
例えば、
・勤務地:東京23区内
・業界:全業界(医療・建設は除く)
・職種:Web関連職全般(Webに関連する職種なら全てOK)
・月給30万円or年収350万円以上
・土日祝休み
・NG条件:医療・建設業界、歩合給はのぞく
上記に合致した求人には全て応募するというものです。
⑤【急募求人】を積極的に狙おう!
退職後の転職活動では、いますぐ採用したいという急募求人を積極的に狙って応募しましょう(企業側の都合に合わせて入社日の調整が可能であることにメリットを感じる企業もあります)。
以上