元キャリアアドバイザーの転職ガイド(初心者向け)

初心者向けの転職ノウハウを発信していきます

《転職コラム》転職目的と転職条件を明確にする

何となく転職活動をはじめるとどのような求人を探せば良いかわからず、理想の求人に出会うまでかなり時間がかかってしまいます。

まずは転職目的転職条件を明確にしたうえで効率的な転職活動を目指しましょう。

①転職目的を明確にする

まずはなぜ転職したいのか?転職目的と理由を明確にしましょう。

例)もっと給与の良い会社で働きたい
→月給25万円で生活に余裕がない

例)他の職種に就きたい
→事務職からキャリアアップしたい

例)土日祝日休みの会社で働きたい
→平日週休1日がきつい

例)サービス残業と休日出勤がない会社
サービス残業と休日出勤で休めない

例)裁量権のある仕事がしたい
裁量権のない事務職で仕事が単調

例)未経験だけど◯◯職に就きたい
→現職は事務だが営業をやりたい

例)正社員として働きたい
→バイトから正社員になりたい

 

転職目的が明確にできたらどのような転職条件であれば納得した転職になるか書き出してみましょう。

[転職目的を明確化する]
転職目的
→現職給与より高い会社に転職したい
 ⬇︎
目的を明確化
→現職月給25万円から月給30万円に
 ⬇︎
現実的な条件を書き出す
現職の給与例
・月給:25万円
・賞与:なし
・昇給:なし
・業界:IT業界
・職種:Web広告の法人営業(新規開拓)
 ⬇︎
転職の希望給与例
・月給:30万円〜
・賞与:あり(年1〜2回)
・昇給:あり(年1回以上)
・業界:IT業界/その他業界
・職種:Web関連の法人営業(新規/既存

現職より良い条件での転職を希望なら、いままでの経験やスキルが評価されやすい同業界・同職種の転職の方が給与が上がる傾向があります(転職は現職給与が基準となり転職先給与が決まります)。

異業界・異業種への転職は給与や待遇などの条件が下がる傾向があるので注意して下さい。

 

②転職条件を明確にする

転職条件を具体化して求人検索・応募可否・入社可否の判断基準を決めよう!

[例]

<第一希望の転職条件>

勤務地:東京23区内
(できれば新宿区・渋谷区・豊島区)

通勤時間:自宅から30分以内

業界:Web・インターネット業界

職種:法人営業(無形商材)または企画

仕事内容:新規/既存営業、企画

雇用形態:正社員

給与:月給30万円〜+賞与
(年収400万円〜)

賞与:賞与あり(年2回)

昇給:昇給あり(年2回)

転勤:転勤なし

残業:月20時間迄(残業全額支給)

休日休暇
・完全週休2日(土日休み)
・年間休日120日〜

交通費:全額支給

その他条件
・部署異動可
・私服勤務可

最重要条件(これさえ満たせば応募):
・職種(Web/ネット系の営業または企画)
・給与(年収400万円〜)
・昇給あり
・完全週休2日制(土日祝休み)
・年間休日120日〜

NG条件(この条件だけは避けたい):
・歩合給NG
・未経験職種NG
・医療/建設業界NG

※求人の休日休暇の表記の違いをよく理解しよう!

週休制
→ひと月のうち週に1日休める
(例:休日は日曜のみ)

週休2日
→ひと月のうち2日以上休める週が1週以上ある
(例:日曜+第1土曜休み)

完全週休2日
→いずれの週も2日以上休める
(例:毎週土日休み、毎週火水休みなど)

週休2日
→ひと月の内ある曜日は毎週休みある曜日は1週間おきに休み
(例:日曜+第1・第3土曜休み)

 ⬇︎
第一希望条件で内定が出ればベストですが、全ての条件を満たす求人はなかなかないので、転職条件を広げた第二希望の転職条件に合致した求人に複数応募することで転職の選択肢が広がり内定が出やすくなります。
 ⬇︎
<第二希望の転職条件>

勤務地:東京23区内全域

通勤時間:自宅から30分〜90分以内可

業界:Web・インターネット業界・

職種:法人/個人営業(有形/無形商材)
    またはWeb関連職全般

仕事内容:新規/既存営業、企画、

雇用形態:正社員
正社員登用前提の契約社員

給与:月給30万円〜+諸手当+賞与なし
(年収400万円以上)

賞与賞与なし条件による

昇給:昇給あり(年1回

転勤転勤あり検討可条件による

残業:月20〜40時間迄(残業全額支給)

休日休暇
・完全週休2日(土日休みor平日休み可
・年間休日110日〜

交通費交通費一部支給可条件次第

その他条件
できれば部署異動可
できれば私服勤務可

最重要条件(これを満たせば応募):
・職種(Web関連職全般
・給与(賞与年1回
・昇給あり(年1回
・完全週休2日(土日祝休みor平日休み可
・年間休日110日〜

NG条件:歩合給NGのみ

第二希望の転職条件でも応募したい求人が見つからない場合は、最重要条件・NG条件だけ満たいる求人全てに応募するやり方がおすすめです(複数応募することで自分に合う仕事が他にも見つかる可能性があります)。

 

転職条件を広げて複数応募する事で転職機会が増える
(こだわり条件に合致した求人だけ応募しても競争率が高く内定が出にくい)

 

③まとめ

◆転職目的と希望条件を明確にする◆

転職理由を明確にする
(なぜ転職したいのか)

転職理由をもとに転職条件を書き出す
(求人検索、応募・入社可否の判断基準)

転職条件を広げて複数応募する
(複数応募することでで転職機会が広がる)

複数企業の内定が出たら比較検討する
(比較検討して転職先の優先順位を決める)

 

以上