履歴書や職務経歴書などの応募書類は、「転職エージェント」や「転職サイト」の登録時に入力したり、企業に直接応募する際や面接で提出が必要となります。
①履歴書とは
履歴書とは、応募者のプロフィールを確認するための書類です(学歴や職業の経歴を時系列で記載したもの)。
[履歴書で見られるポイント]
◎志望動機、自己PR、免許資格、希望条件、学歴、趣味、居住地などの確認
➡︎望動機、自己PR、免許資格は募集職種に関連しているか?
➡︎給与や勤務形態などが募集条件に合うか?
➡︎応募企業への想いが強いか?
➡︎職場に通勤可能な居住地か?
◎学歴や職務経歴が評価できるか/募集職種との関連性はあるか?
◎これまでの転職に一貫性があるか?
➡︎転職回数から組織適応力があるか?
◎略字がないか/丁寧な字で記載されているか?(手書き履歴書の場合)
②職務経歴書とは
職務経歴書とは、業務経験とスキルを確認するための書類です(どのような仕事に携わり、どのような経験やスキルを持ち、それを応募先企業でどのように活かすことができるかを伝えるものです)。
[職務経歴書で見られるポイント]
◎求める実務能力(業務経験とスキル)を満たしているか?
➡︎募集職種に求める実務の経験、スキル、知識があるか?
➡︎求めている仕事のポジションやミッションを任せられるか?
➡︎どれくらいの期間で、どのような取り組みをして、どのような実績を上げたか?
◎経験と志望動機に整合性はあるか?
◎仕事に意欲を持って取り組めるか?
◎プレゼン能力があるか?
◎仕事上の強みは何か?
◎転職目的が納得できるか?
◎記載内容に信憑性はあるか?
③履歴書 作成
履歴書作成は、記入漏れや間違いがないように注意し、すべての項目を埋め、空白が目立たないように全体のバランスを考えて記入しましょう。
応募先企業から指定がない場合、履歴書は手書き作成かパソコン作成のどちらでも大丈夫です。
人物重視の新卒採用の場合は、手書き作成の履歴書が好まれる傾向がありますが、中途採用の場合は、業務内容と経験やスキル、実績などが重視されるので、手書き作成かパソコン作成かで合否に影響することはほとんどありません。
※手書き作成の履歴書を好む企業も一部あります(老舗企業、大手企業やその関連企業など)。その場合は応募要項に手書きの履歴書で作成と指定があるのでよく確認して下さい。
※面接では履歴書と職務経歴書の提出が求められます(紙に印刷したもの)。一般的には手書き作成・パソコン作成のどちらでもOKです。
どちらを提出すべきか迷った場合は、担当キャリアアドバイザー(転職エージェント応募)や応募先企業(転職サイト応募)に確認しても良いかもしれません。
※手書き作成の履歴書の場合、大きな文具店や東急ハンズ、コンビニなどで手書き用の履歴書が販売されています(数種類の履歴書が置いてある場合は、転職用 履歴書を選びましょう)。
他に新卒用やアルバイト用などもあり、それぞれフォーマットや項目が違うので注意しましょう。
※手書き作成の履歴書のサイズですが、応募先企業からの指定がない場合は、A4・B5(またはB4)のどのサイズでも大丈夫です。
どのサイズの履歴書にするか迷ったら、自分の経験・実績・PRしたい項目があるフォーマットのものを選ぶと良いかと思います。
◆履歴書をダウンロードしてかんたん作成!履歴書見本と書き方ルール
URL:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/909/
出典:リクナビNEXT
◆履歴書の見本(サンプル)・作成方法
URL:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/rirekisho
出典:マイナビ転職
◆「履歴書」徹底攻略ガイド
URL:https://employment.en-japan.com/resume_guide/
出典:エン転職
◆履歴書の書き方と見本【テンプレートダウンロード】
URL:https://www.r-agent.com/guide/article1127/
出典:リクルートエージェント
④職務経歴書 作成
職務経歴書の作成は、一般的にはA4サイズで1〜2枚が目安です。職務経歴の要約を入れたうえで、職務経歴・志望動機・自己PRなどを記入しましょう。
どのような経験・スキルがあるのか、また応募先企業でどのように活かせるかを簡潔にPRしましょう。
※職務経歴書は、履歴書と違って決まった書式がないので、自分なりの工夫をしてオリジナルで作成することも可能です。
ただし、職務経歴書作成するには、コンセプト、企画、デザインセンスも必要になるので、まずはインターネットで検索して自分に合いそうな職務経歴書のテンプレートを参考に自分なりにアレンジして作成するも良いかと思います。
◆職務経歴書の書き方ガイド
URL:https://employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/guide/shokureki/
出典:エン転職
◆職務経歴書の書き方マニュアル完全版
URL:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/sample
出典:マイナビ転職
◆選ばれる職務経歴書の書き方【テンプレート&110種の見本付き】
URL:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/903/
出典:リクナビNEXT
◆職務経歴書の書き方・職種別の書き方見本とフォーマットダウンロード
URL:https://www.r-agent.com/guide/article564/
出典:リクルートエージェント
⑤応募時の注意点
まずは転職条件(勤務地、業界、職種・仕事内容、給与など)を明確にしたうえで転職条件をなるべく広げて同時並行で複数応募して転職の機会を増やしましょう。
⑴転職条件を明確にする
できるだけ具体的に転職条件を設定しましょう。転職条件を明確にすることで、求人検索や応募企業選定がスムーズになります。
[例]
◎勤務地
➡︎東京都23区内
◎業界
➡︎旅行業界
◎職種
➡︎法人営業(無形商材)
◎雇用形態
➡︎正社員
◎給与
➡︎年収◯万円または月給◯万円
◎休日・休暇
➡︎完全週休2日土日休み
➡︎年間休日120日以上
◎残業有無
➡︎月残業20時間以内
◎待遇・福利厚生
➡︎社会保険完備、交通費全額支給
など
▼【転職目的と希望条件】の詳細はこちら
⑵求人を正しく読み解く
求人には、仕事内容から応募資格、求める人物像や会社の方針など様々な情報が記載されています。求人を正しく読み解くことで、自分が求めている仕事やどのような会社なのかを見極めることができます。
⑶ブラック企業は避ける
希望条件を満たした理想の会社だと思って入社したらブラック企業だった…とならない為にも応募前に最低限の企業チェックはしておきましょう!
[ブラック企業の特徴]
◎残業時間が非常に多い
➡︎36協定締結されていると月45時間超で違法
◎大量採用・大量離職している
➡︎離職率が高く常時採用
◎根性論・精神論をふりかざす
➡︎何を言っても根性論・精神論しか言わない
◎辞めさせてくれない
➡︎なんやかんや言われて辞めさせてくれない
◎達成困難な目標が設定されている
➡︎ノルマ未達成は罰則があり更にきつくなる
◎就業規則・給与規定等のルールがいい加減
➡︎質問しても曖昧な回答しかない
◎早朝から深夜、休日も働かされる
➡︎実質的な休みがない
◎ワンマン社長
➡︎社長命令には絶対従わなければならない
▼【ブラック企業】の詳細はこちら
⑷幅広い求人に複数応募する
転職成功者は大体20社以上に応募しています。また書類選考通過率は平均10%と言われています。条件にこだわって1社ずつ応募すると選考が長期化し、良い求人(競争率が高く応募が殺到するのですぐ求人掲載終了になる)を逃してしまう可能性があるので、転職の希望条件をなるべく広げ、条件に合致した求人があれば同時並行で複数社に応募しましょう!(転職のチャンスが広がります)
◆転職成功者の「平均応募社数」
URL:https://doda.jp/guide/oubo/heikin/
出典:doda
◆応募数の目安と成功のポイントとは
URL:https://www.r-agent.com/guide/article6948/
出典:リクルートエージェント
◆書類通過率を上げるコツは?
URL:https://type.career-agent.jp/knowhow/document_passing.html
出典:type転職エージェント
以上