元キャリアアドバイザーの転職ガイド(初心者向け)

初心者向けの転職ノウハウを発信していきます

《転職コラム》退職後の転職活動の注意点

退職後の転職活動は、在職中の転職活動と比べると不利な点がいくつかあるので、下記のようなことに気をつけて下さい。

①退職後の転職は3ヶ月以内に決めよう!

転職活動期間は平均3ヶ月(長くても6ヶ月)と言われています。退職後3ヶ月を過ぎると書類選考や面接の通過率が落ちる傾向があります。また転職活動が長引くと精神的にも辛くなるので、できるだけ3ヶ月以内に転職できるスケジュールを立てて戦略的に取り組みましょう。

 

離職期間が長いと企業は、「何か問題があるのでは?」と懸念を持ちます。

[例]
・「仕事モードに戻るのに時間がかかるのでは?」

・「最新の情報やスキルに影響が出ているのでは?」

・「希望条件が高く内定を蹴っているのでは?」

 

また離職期間が長いと書類選考や面接が厳しくなり通過困難になります。

[離職期間が長いと書類選考や面接が厳しくなる]
面接で厳しい質問が増え、企業側が納得する理由がないと通過が難しくなります。
・「3ヶ月間にいくつ応募しましたか?」
・「内定はいくつ出ましたか?」
・「内定を断った理由は何ですか?」
・「内定が出ない理由は何だと思いますか?」

など

 

②離職期間が長い理由を明確に伝えよう!

例えば、「家族介護をしながら転職活動をしているため離職期間が長い」と伝えた場合、家族介護は止むを得ないと理解は示しますが「入社後に家族介護で休んだり早期退職してしまうのでは?」と企業側が懸念を持つ可能性があるので、企業側が納得するようなポジティブな理由を付け加えるようにしましょう。

例)業務に関連する△△のアルバイトをしながら転職活動しています

営業未経験で営業職希望のため電話営業のバイトをしています

事務未経験で事務職希望のため営業事務のバイトをしています

希望職のWeb関連のバイトをして経験を積みながら転職活動しています

例)家族介護をしながらですが転職後は△△なので問題ありません

今後は公的機関がフルサポートしてくれるので問題ありません

今後は親族がフルサポートしてくれるので問題ありません

例)体調面で退職しましたが現在は△△なので問題ありません

怪我で退職しましたが現在は完治しており業務に支障はありません

(精神的な病気の場合は完治していても自らは言わない方が無難です)

(企業から聞かれた場合はさらっと答えて問題ないことをPRしましょう)

例)業務に関連する△△資格を勉強しながら転職活動しています

ITスクールでプログラミングを学びながら転職活動しています
専門学校で日商簿記検定の資格取得の勉強をしながら転職活動しています

※前職のスキル・経験・実績をアピールしつつ、離職期間中に「業務に関連する△△をしてスキルアップを図りながら転職活動をしています」というようにポジティブな理由にしましょう。

 

③3ヶ月以内に転職できるスケジュールを組もう!

転職活動のステップは、

自己分析(職務経歴・スキル経験・得意不得意・PRできることなど)

どんな仕事・条件・職場環境で働きたいか?(転職条件を決める)

企業・職種リサーチ(応募する企業や職種を決める)

転職エージェント・転職サイトの登録(基本情報・職歴・スキルなどの入力)

応募書類作成(履歴書・職務経歴書など)

求人に応募(希望条件を広げて複数同時応募を推奨)

面接(1〜3回位)

内定(内定条件の調整をしましょう)

退職手続き・引継ぎ・退職(スムーズに転職できるように調整)

入社(必要書類や手続きを済ませておく)

という流れになります。


転職を決意してから入社まではいくつかのステップを踏む必要があるので、スケジュールを立て転職活動に取り組むことをおすすめします。

[例]2022年4月1日入社のスケジュール(約3ヶ月間)

⑴事前準備〔1.5週間〕

➡︎期間:1月7日〜1月17日

※自己分析、自己PR作成、求人情報収集

 

⑵書類作成・応募〔2週間〕

➡︎期間:1月18日〜1月31日

※転職エージェントや転職サイトへの登録

※履歴書・職務経歴書作成、応募

 

⑶面接〔4〜5週間〕

➡︎期間:2月1日〜2月28日

※面接1〜3回(一次面接>合否>二次>合否>三次>内定)

 

⑷内定・入社検討〔1週間〕

➡︎期間:3月1日〜3月7日

※内定通知>内定条件検討>内定承諾/辞退>(入社)

 

⑸退職・引継ぎ・入社準備〔3〜4週間〕

➡︎期間:3月8日〜3月31日

※退職手続き、現職の引継ぎ、転職先への入社準備

 

⑹入社日

➡︎期間:4月1日入社

※入社日当日に必要な書類やその他必要物を持参して出社

※引継ぎは必ず入社日までに済ませて下さい(入社後は転職先業務で手一杯になるため前職の引継ぎは難しくなります)。

 

▼【転職スケジュール】の詳細はこちら

jpn03guide.hatenablog.jp

 

④転職の条件を広げて積極的に複数応募しよう!

多くのチャンスを得るためにも転職条件を広げて積極的に複数応募するようにして下さい。

退職後の転職活動では3ヶ月以内に転職を決めるためにも、

・1週間に最低◯件以上応募する

絶対条件(条件を1つでも満たしていれば全て応募)

などの決まりを作るのもおすすめです。

[絶対条件とは]
通常の転職希望条件とは別に絶対条件この条件さえ満たしていれば全て応募する)を設定して、応募頻度を高めて応募数を増やして転職のチャンスを広げるというものです。


<絶対条件(例)>

勤務地:東京23区内

業界:全業界(医療・建設は除く)

職種:Web関連職全般(Webに関連する職種なら全てOK)

給与:月給30万円または年収350万円以上

休日:土日祝休み

NG条件:医療・建設業界、歩合給はのぞく

上記条件を満たした求人があれば全て応募する

 

⑤【急募求人】を積極的に狙おう!

退職後の転職活動では、いますぐ採用したいという急募求人を積極的に狙って応募すると早めに転職が決まる可能性があります(企業側の都合に合わせて入社日の調整が可能であることにメリットを感じる企業もあります)。

※積極的に急募求人に応募しつつ、転職条件を広げて複数応募をして早期転職を狙いましょう。

 

以上

《転職コラム》転職活動用メールアドレス

転職エージェント・転職サイトの登録や履歴書作成時にメールアドレスの入力や記入が必要になります。転職活動ではどのようなメールアドレスを使えば良いかをご説明します。

①転職活動はフリーメールアドレスがおすすめ

転職の場合は、フリーメールサービスのGoogleの「Gmailジーメール)」がおすすめです(以前はフリーメールアドレスは転職活動に不適切と言われていましたが現在ではほとんど気にされなくなっています)。

Gmailのメリット]

◎無料で利用できる

スマホ、パソコン、タブレッットで使える

◎メールアドレスの作成や削除が簡単にできる

・個人用Gmailとは別に転職用メールアドレスを作成できる

・転職活動終了時は転職用メールアドレスを削除できる

◎迷惑メールフィルタがある

 

その他のフリーメールには下記のようなものがあります。

Yahoo!の「Yahoo!メール

マイクロソフトの「Outlookメール

Appleの「iCloudメール

など

 

携帯電話キャリアや会社のメールアドレスはNG

携帯電話キャリアのメールアドレス

「✖︎✖︎@docomo.ne.jp」「✖︎✖︎@ezweb.ne.jp」「✖︎✖︎@softbank.ne.jp」などは、最初にドメイン指定受信などの設定をしておく必要があります。

設定しておかないと、
応募企業からのメールが届かない
メール受信拒否ボックスに入ってしまう
添付ファイルが見られない
ファイルがダウンロードできない

などのトラブルが発生する可能性があります。

⑵会社のメールアドレス

現職の会社が、会社のPCや携帯での私用での利用を禁止していたり、社員のメール履歴やメール内容をチェックしている会社もあるので、転職活動での使用はトラブルの元になるので使用を避けましょう。また現職の会社のメールアドレスを使用して転職活動していると応募企業の採用担当者の心証も悪くなる可能性もあります。

 

③メールアドレスは自分の名前で作成すべきか?

⑴自分の名前をイニシャルを混ぜてメールアドレスを作った場合

メリット)(例:t.yamada@〜)企業から見て誰のメールアドレスか判断しやすい。

デメリット):応募企業と間違えてメール送信した時に個人情報漏えいリスクがある。

⑵自分の名前をフルネームでメールアドレスを作った場合

メリット)(例:taro.yamada@〜)企業から見て誰のメールアドレスかすぐわかる

デメリット)応募企業と間違えてメール送信した時に個人情報漏えいリスクがある

⑶自分の名前と関係ないメールアドレスを作った場合

メリット)(例:xzy123@〜)間違えてメール送信しても個人情報漏洩リスクは少ない

デメリット)応募企業に誰のメールアドレスか認識されにくい

 

転職活動で使用するメールアドレスは、一般的に推奨されているのは自分の氏名をイニシャルなどを混ぜて作る(例:山田 太郎→t.yamada@gmail.com)と応募企業に誰のメールアドレスかすぐ認識してもらえるメリットがありますが、応募企業と間違えて送信してしまった場合は個人情報漏洩のリスクもあります。

また自分の名前と関係のないメールアドレスでも問題はありませんが、意味のない文字列(Kz65bx84@〜)や趣味性の高いもの(inudaisuki@〜)は転職に不向きなので注意して下さい。

※転職エージェントや転職サイトに登録するメールアドレスは、そこだけで利用するものなのでイニシャルをまぜたメールアドレス(t.yamada@〜)でも良いかもしれませんが、自分の名前を使うか全く関係のないメールアドレスを作成するかは個人の判断となります。

※既存のフリーメールアドレスを使用する場合は、アカウント名やニックネームが転職に適したものか確認して下さい。

 

以上

《転職コラム》退職・引き継ぎ・入社の手続き

転職が決まったら現職の退職手続き引き継ぎ、そして新しい転職先への入社手続きが必要となります。スムーズに退職・入社ができるようにしましょう。

①退職手続き

転職が決まったら退職に関する就業規則を確認したうえで、直属上司に退職する旨を伝えます(または退職届けを提出)。

※転職活動をする前に退職に関する就業規則を必ず確認しましょう(退職日の1ヶ月前までに退職を申し出るのが一般的です。民法第627条では基本的に労働者側から2週間前に退職を申し出れば退職できます)。

 

退職届が受理されたら、会社の指示に従い退職手続きをして下さい。退職の際は、現職の繁忙期を避け、転職先の入社日から逆算して、引き継ぎなどを考慮して退職日を決めて下さい。また退職を引き留められることもあるので対策も考えておきましょう。

【参考資料】
上司へスマートに退職を伝えるためのハウツー
URL:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/taishoku
出典:マイナビ転職

 

②引き継ぎ

自分の業務の後任者を決めてもらい引き継ぎをします。また引き継ぎ期間が短かい場合もあるので、事前に引き継ぎ書や業務マニュアルなどを作成しておきましょう。

※現実的な「引き継ぎスケジュール」を作成して顧客・関係各所・社内に迷惑をかけずにスムーズに引き継ぎできるようにしましょう。

 

③入社手続き

入社までに手続きや準備しておくことがいくつかあります。転職先の会社指定の手続き書類(公的機関書類なども含む)などの手続きは意外と時間と手間がかかるので、退職日や入社日をうまく調整して対応しましょう。

[入社までに注意すること]

◎体調管理や生活リズムを整える

転職先で働きはじめるまでにしっかりと体調管理をしてベストな状態にしておきましょう。転職すると勤務地や通勤時間、勤務時間なども変わるので生活リズムを切り替えて入社後にスムーズに仕事ができるようにしておきましょう。

◎入社に必要なものを揃える

職場が変わると新たに用意するものが出てくることもあります。例えば、前職が私服で転職先がスーツ着用になった場合は、スーツやシャツ、ネクタイ、革靴、ビジネスバッグなどが必要になります。また通勤路が変わった場合の定期券変更などにも気をつけましょう。

◎業務に必要な最低限の知識やスキルを身に着ける

前職と違う業界や職種の場合は、転職先にどのようなことを学習しておけばよいか確認しておきましょう(資格や特殊なスキルが必要な場合は、入社後に取得することが多い傾向があります)。

[入社前後に必要な各種手続き・書類一覧]

◎労働契約締結

労働契約書の条件内容を確認のうえ署名をします(入社日当日の場合もある)。

◎年金手帳

現職へ「年金手帳」の返却を求めて下さい(紛失時は再発行手続きが必要/年金手帳を預けず自己保管するケースもあります)。

源泉徴収票

前職から「源泉徴収票」を受け取っておく必要があります。

◎給与振込先届け

転職先から渡された給与振込先届けに銀行口座の情報を記入して提出(特定銀行を指定する企業もあるので口座がない場合は開設手続きが必要)。

◎扶養控除の申告

扶養控除が発生する場合は、転職先企業が用意する書類での申告が必要です。

雇用保険被保険者証

雇用保険に加入した際に発行される証明書で退職時に本人に渡されます。転職先でもこの雇用保険は引き継がれるため、転職時の入社手続きで雇用保険被保険者証の提出が求められます。

◎住民票記載事項証明書

就職先によっては「住民票記載事項証明書」を求められることがあります。書類へ記入して提出する必要があります(住民票の提出が必要な場合もあります)。

◎健康診断

就職後は、通常年に1回健康診断があります(入社前にも健康診断結果の提出を求められることもあります)。

◎その他

就職する企業にもよりますが、上記以外にも入社時に必要な手続きや提出書類があったり、課題提出などがある場合もありますのでよく確認して下さい。

【参考資料】雇用保険について
URL:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_guide.html
出典:ハローワークインターネットサービス

 

④まとめ(退職・引き継ぎ・入社の手続き)

退職日と入社日を決めたうえで短期間でスムーズに各種手続き(退職・引き継ぎ・入社の手続き)ができるようにスケジューリングしましょう。

退職や入社の手続きや書類提出などは平日時に官公庁やその他関係箇所での手続きが必要なことが多いので、有給を使ったり、現職業務を調整して対応するようにしましょう。

[退職手続き]

転職が決まったら退職に関する就業規則を確認したうえで、繁忙期を避けて退職届けを出す(退職日は転職入社日の前日にすると年金や社会保険の手続きが不要)。

[引き継ぎ]

引き継ぎ期間が短いこともあるので、顧客・関係各所・社内に迷惑をかけないように事前に引き継ぎ書や業務マニュアルなどを作成しておきましょう。

[入社手続き]

転職先の入社手続きや書類準備などに時間がかかる場合があるので、有給を使ったり、現職の業務を調整して入社日までに滞りなくできるようにうまく段取りしましょう。

転職先の入社日の後ろ倒しはなるべく避けましょう

(転職先への志望度が低いと思われたり、他の候補者を優先されるリスクあり)
退職日は有休消化などで調整して入社日の前日に設定すしましょう

(会社未所属期間が1日でも発生すると年金と社会保険の手続きが必要)

 

以上

《転職コラム》Googleで求人検索する(裏技)

転職エージェント転職サイトで希望条件に合った求人がなかなか見つからない場合、Googleで求人検索するという裏技があります。

Google求人検索は、自分の希望条件に近い求人を探すにはさまざまなキーワードで地道に検索する必要があります。根気のいる作業ですが、転職エージェント(一部公開している求人)、転職サイト、人材派遣サイトなどの求人を横断的に検索できるので意外な求人に出会う可能性もあります。

[例]

転職理由)

旅行会社の法人営業、旅行サイトのコンテンツ企画・サイト運営・Webプロモーションなどの経験を総合的に活かせる旅行系Web関連職に転職して業務領域の幅を広げてさらにスキルアップをはかりたい。

[希望条件]

業界:特にこだわりなし

(旅行関連事業を行なっている会社であれば業界問わない)

職種:Web関連職

(Web関連職でチャレンジできる環境であれば全て検討可)

 ⬇︎

Googleで「東京都 旅行 Web  求人」で検索

 ⬇︎

Google検索結果>

⒈(大手転職サイトA)観光関連求人Google広告]

⒉  ヤフー株式会社 キャリア採用ページGoogle広告]

⒊(中小転職サイトB)Webデザイナー求人Google広告]

⒋(大手転職サイトC)旅行・観光求人Google広告]

・(中小転職エージェントD)旅行系システム開発[検索結果]

・(中小転職エージェントE)旅行事務[検索結果]

・(一般企業)旅行手配[検索結果]

・(大手企業グループの旅行会社)イベント企画運営[検索結果]

⒍(大手求人情報検索エンジンF)東京都 旅行 求人[検索結果]

⒎(大手求人情報検索エンジンG)旅行 Web 未経験歓迎 求人[検索結果]

⒏(大手転職サイトH)東京都 旅行・観光求人[検索結果]

⒐(大手求人情報検索エンジンJ)東京都 旅行 正社員 求人[検索結果]

10.(中小転職サイトK)旅行・ホテル Web 求人[検索結果]

11.(大手転職サイトL)東京都 ホテル・旅行業界 求人[検索結果]

12.(大手転職エージェントM)東京都 旅行代理店 求人[検索結果]

13.(大手転職サイトN)Web業界 求人Google広告]

14.(人材採用管理ツールの広告)[Google広告]

〔*2022年3月12日の検索結果〕

Googleで「東京都 旅行 Web  求人」で検索しても希望の求人が見つからない場合は、いろいろなキーワードで探してみて下さい。

 

以上

《転職コラム》ハローワークから応募する

転職は、転職エージェント転職サイト経由の応募や企業ホームページからの応募以外にハローワークから応募する方法もあります。

厚生労働省のホームページでは、
ハローワーク公共職業安定所は、民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担う、国(厚生労働省)の機関です。ハローワークでは、地域の総合的雇用サービス機関として、職業紹介、雇用保険、雇用対策などの業務を一体的に実施しています』
と紹介されています。

 

ハローワークとは

一般的には「職安」と呼ばれる「公共職業安定所」(全国500カ所以上に設置)のことで誰でも無料で利用ができ、雇用に関する対策や手続き(求人情報の閲覧、応募、職業相談、応募書類添削、面接指導など)などを行なっています。

 

ハローワークの利用・応募方法

⑴居住地のハローワークを探す

インターネットで「ハローワーク」や「ハローワーク 所在地」で検索すると下記の「ハローワーク等所在地情報」が見つかるので、そちらで自分の自宅近くのハローワークを探すことができます。

※不明点はハローワークに出向くか電話で質問しましょう(Googleなどで検索してもある程度の疑問は解決できます)。

⑵求職申込み手続きを行う

求職申し込みの手続きは、「ハローワークに出向いて求職申込み手続きを行う」か「自宅のパソコン等から求職申込みをする」(注:雇用保険手続きをする方はハローワークに行く必要あり)のいずれかになります。

ハローワークで求職手続きを行うと仕事相談、紹介、求人検索用パソコンの利用、各種セミナー受講、ハローワークでの各種サービスを受けるための登録カードハローワークカードが貰えます。

【参考資料】
求職申し込み手続きのご案内
URL:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/member/app_entryguide.html
出典:ハローワーク

⑶求人を探して紹介状を受け取る

求人に応募するには、ハローワークから紹介(企業への紹介=応募)が必要となります。

※応募したい求人があれば、窓口職員に紹介状を発行して貰い応募します。

【参考資料】
求人申込み手続きの流れ
URL:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/enterprise/job_offer01.html
出典:ハローワーク

⑷面接を受ける

紹介状と応募書類(履歴書・職務経歴書)を持参して面接します。

【参考資料】求人申し込み、採用・選考に当たっての留意事項
URL:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/enterprise/important_notice.html
出典:ハローワーク

 

ハローワークのメリット

・誰でも無料で利用できる

・地域企業の求人が多い(家の近くで働きたい人向け)

・応募条件さえ満たしていれば簡単に応募ができる

 

ハローワークのデメリット

・転職活動は平日8:30〜17:15に限定される(基本的に土日祝休み)

・求人の情報が少なく会社概要・職種・給料などの待遇がわかりにくい

・小規模企業ばかりなので給料が安く待遇が良くない傾向がある

ブラック企業が含まれている可能性がある(無料で求人掲載できるため)

ハローワークは無料で求人掲載できるため、求人票と実際の労働条件が異なる場合があるでの面接や入社前に必ず詳細条件を確認しましょう。

 

ハローワークと転職エージェント・転職サイトの併用

ハローワークは、前職を離職して失業手当(雇用保険の失業保険)をもらうために利用している人か仕事内容・給料などにあまりこだわらず家のすぐ近くで仕事を探している人が多い傾向があります。少しでも条件の良い企業を探すならハローワークと転職エージェント・転職サイトの併用をおすすめします。

 

以上

《転職コラム》企業ホームページから応募する

転職活動は、転職エージェント転職サイトからの応募以外に企業ホームページから応募(直接応募)する方法があります。

企業ホームページからの応募(直接応募)とは、転職エージェントや転職サイトを介さず、企業ホームページの「中途採用ページ」よりエントリーまたは応募に必要な書類(履歴書・職務経歴書など)を応募企業に郵送する応募方法です。

 

①直接応募のメリット

企業への志望意欲が高く熱意があると好印象を持たれる

転職エージェントや転職サイトなどを介さず、あえて直接応募したことで「志望意欲が高い」と企業に好印象を持たれるケースがあります。

 

企業側の採用コストが節約できるので直接応募が有利になる場合もある

転職エージェントや転職サイトは手数料や広告費がかかるが直接応募は費用がかからないので募集条件にマッチした人材であれば直接応募が有利になる場合がある。

 

②直接応募のデメリット

採用率が低い(企業にもよる)

直接応募は募集条件を満たしていれば応募が可能なため、大手や有名企業であるほど多くの人が応募するので採用率が低くなる傾向があります。

 

求人内容が不明瞭

企業ホームページの採用ページは、転職サイトや転職エージェントのように求人内容の詳細が明記されていないケースが多々あります。

※(例)募集内容が「募集職種:企画総合職/必須条件:法人営業職(経験2年以上)、◯◯関連業務経験あり/年収:◯◯◯万円/福利厚生:各種保険、交通費支給/休日・休暇:土日祝日、夏期休暇、年末年始」だけで具体的な仕事内容や求める人物などの詳細情報がない

 

企業とのやりとりはすべて自己責任

応募後の企業とのやりとりは全て自己責任で行う必要があります。

※直接応募は、転職エージェントや転職サイトに比べると企業からの連絡遅かったり、連絡がなかなか来ないことがあります(人事担当が多忙で大量の直接応募に対応しきれていない)。

 

③直接応募の注意点

メールや電話のやりとりも評価対象となるので注意!

直接応募は、企業の担当者と直接メールや電話でやりとりをするので、やりとりの内容や言葉遣い、マナーなども同時にチェックされます。

 

業務内容や年収などの雇用条件を必ずチェックしよう!

求人内容が不明瞭な場合が多いので、職種、業務内容、年収、雇用条件、休日などを面接または内定時に必ず書面(労働条件通知書)で確認しましょう!

※内定条件通知などの書面で確認をせずに「口頭で条件を確認」しただけだと、入社後に「聞いてない」「言った言わない」などのトラブルになります。

 

企業研究をしっかりやりましょう!

求人内容が不明瞭なことが多いので、必須スキル・経験、求める人物像などを含めて企業研究をしっかりして応募書類や面接でどのようにPRすればよいかイメージしましょう!

 

長期間募集している求人に注意!

長期間募集している求人は、なかなか人が集まらない、すぐに辞めてしまう可能性が高いので注意しましょう!

※長期募集している求人の応募を検討している場合は、口コミサイトなどで企業の評判を事前にチェックして下さい。

 

以上

《転職コラム》転職サイトとは

転職サイトとは何か?を解説します。併せて代表的な転職サイトをいくつかご紹介します。

①転職サイトとは

インターネットなどで求人を掲載している人材サービス(ほとんどが無料)。

転職サイト内で求職者自身が人材募集をしている企業の求人公開求人)を検索して希望条件に合った求人に自己応募するものです。

応募後は、転職サイトのマイページまたは応募管理画面で書類選考結果確認、面接日程調整、面接合否確認、内定条件調整などの全てを自分自身で行う転職サービスです。

 

大手転職サイトのメリット
→幅広い業界・職種の公開求人が豊富にあり、応募管理や機能が充実している大手転職サイトの利用がおすすめです。

中小転職サイトもありますが、大手転職サイトに比べると求人数がかなり少なく、掲載している求人の業界・職種も偏りがちな傾向があります。

 

②代表的な転職サイト

リクナビNEXT

正社員転職者における転職サイト求人応募率No. 1
(外部調査会社に委託/2021年11月)

日本最大級の求人情報量とAI技術を駆使した高度な仕組み

会員数は約1,000万人、毎月10万人が新規会員登録

求人掲載数は約58,000件以上

その他特徴

リクナビNEXTだけの限定求人が約85%

地域・職種問わずあらゆる転職者にマッチする求人が探せる

転職した人の約8割が利用

[*2022年4月8日時点の情報]

〔運営会社:株式会社リクルート

リクナビNEXTの利用感想]

□求人数:◯[多数]

□サイト全体の使いやすさ:◯[普通]

□応募管理機能の使いやすさ:◯[普通]

□応募企業からの連絡:△[少し難あり]

転職サイトの中でのは求人数は多い方だと感じた

◎応募管理機能は充実していると思う
(応募後の合否連絡がない企業も一部あり)

◎大手・中堅企業は求人情報が充実
(小規模企業の求人情報の内容は薄いと感じた)

 

doda

約10万件の求人数、doda限定の求人も多数

転職活動の疑問に応える充実のコンテンツ

転職サイト機能だけでなく、人材紹介サービスも提供
(人材紹介サービスは「dodaエージェントサービス」です)

dodaエンジニア」も併設、IT・エンジニアの転職に最適

無料年収査定サービスあり

[*2022年4月8日時点の情報]

〔運営会社:パーソルキャリア株式会社〕

 

マイナビ転職

限定求人が約80%、掲載案件数常時7,000件以上

履歴書添削、面接ノウハウ、Webセミナーなどの転職サポートが充実

適正診断、スカウト、応募書類作成、面接対策なども充実

[*2022年4月8日時点の情報]

〔運営会社:株式会社マイナビ

 

⑷エン転職

会員数900万人、若手会員比率は業界No.1

オリコン顧客満足度ランキングにて4年連続「総合1位」
(2018〜2021年)

世界一信頼性の高い求人情報を目指している

無料で応募企業の「面接情報」をお届け

[*2022年4月8日時点の情報]

〔運営会社:エン・ジャパン株式会社〕

[エン転職の利用感想]

□求人数:◯[普通]

□サイト全体の使いやすさ:◯[良い]

□応募管理機能の使いやすさ:◯[良い]

□応募企業からの連絡:◯[良い]

大手よりも中小企業の求人が多いと感じた
(高い給料の求人が少ない印象)

求人情報の内容がわかりやすくサイトも使いやすい

他転職サイトに比べて応募後の企業対応はしっかりしていた

 

ビズリーチ

国内最大級のハイクラス転職サイト

基本的に有料のサービス
(タレント会員30日間3,278円税込、ハイクラス会員30日間5,478円税込)

企業を直接紹介や面談は行わず、企業やヘッドハンターが直接コンタクト

プラチナスカウト、厳選された企業・ヘッドハンター、質の高い求人が特徴

[*2022年8月11日時点の情報]

〔運営会社:株式会社ビズリーチ

 

⑹type

アクセス社数No. 1
(ニールセンNet View 2022年4月データ)

エンジニア系掲載職種数No. 1

AI機能搭載で最適な求人を提案

面接確約など9種類の特典付きのスカウトが届く

企業からの「いいね」で自分に興味を持った企業がわかる

エンジニア向け情報やサービスが充実

[*2022年8月11日時点の情報]

〔運営会社:株式会社キャリアデザインセンター〕

 

⑺Green

IT業界最大級の求人数
(IT業界中心に15,000件以上を掲載中)

人事担当者が直接スカウト
(60%以上の方が人事担当者からの声がけで転職)

面接前にカジュアルに会える
(「気になる」で企業へ興味を伝えマッチングするとカジュアル面談できる)

[*2022年8月11日時点の情報]

〔運営会社:株式会社アトラエ

 

他にも様々な転職サイトや専門サイトがある
Googleで「転職 営業」や「転職 事務」などで検索して希望職種に強そうな転職サイトを探したり、「転職 デザイン」「転職 看護師」などで専門サイトを探してみるのもありです。

 

以上